今さら・・・と思うことをやる!
沖縄交響楽団のコンサートに行ってきました。
楽団員は、好きな楽器を趣味で続けてきた人たち。
職業も年齢もさまざまです。
この楽団の指揮と指導に当たっているのが、私の友人のご主人なんです。
毎年行っている定期コンサートは、今年で62回、
初回から参加しているという女性奏者は、な、なんと80代!
その威風堂々としたと演奏ぶりに、めっちゃ胸を打たれました。
シニアとお見受けする楽団員は、他にも大勢いました。
みなさん緊張した面持ちでしたが、あふれるような喜びをたたえて、
(そりゃそうだ。練習を積み重ねて迎えたお披露目の日だもん)
私は思わず、
「よかったね、好きなことをずっとやってこられて。かっこいいよー!」
と叫びたくなりました。(*'▽')♪
私のまわりには、人生の半ばを過ぎて、
「ずっとやりたかったことにチャレンジするぞー!」
という人が、なぜか多い。(笑)
まあ、私もその一人なので、類は友を呼ぶのかも。
でね、
「今さら・・・」という観念に縛られずに生きようとする人が、
着実に増えつつあるな…と感じています。
いいことですよねぇ。
と書いていますが、以前は(もっと若かったのに!)
「今さらできない」とか、
「今からはじめて、なんになるっての?」と考えて、
本当はやってみたいのにあきらめてしまったことがありました。
今さらそれをしてなんになる……は、頭で考えること。
それでも本当はやってみたい……は、心が求めること。
言い方を変えれば、
前者は、常識、倫理観、世間体、損得勘定に基づき、
後者は、夢、ワクワク感、喜び、生きがいに基づきます。
人生とは何か、生きるとは何か…
という価値観の違いが、そのまま両者の違いになって表れるんですね。
私たちはずっと、支配する側から都合のいいように、
「社会性があって生産性の高い行動がよい」
という価値観を刷り込まれてきました。
その結果、「個人的にやってみたいだけのこと」は、
「時間とお金の無駄遣い」と思わされてきたんです。
でも、これ、勘違いですよ~~!
イキイキ、ワクワクして生きられなかったら、
人生が終わるときに後悔するのは、自分自身です。
なんのための人生か、
その答えは、「自分を生き切るための人生!」
と、私は声を大にして言いたい。
自分がやってみたいことをどれだけやれたかが、
「我が人生に悔いなし」という満足感と、
「思いきり生きた、おもしろかった」という歓喜をもたらすのです。
もし、今あなたが、
がまんとあきらめの中で、つまんないナ…と感じて生きていたら、
どんな小さなことでもかまわないから、
社会性や生産性が乏しくてもかまわないから、
それをやっている自分をイメージすると、
なんか胸がときめく…ということに、
勇気を出して挑んでみませんか?
お金や体力や時間の心配をするのは、エゴの仕事。
それをしてなんになると考えるのも、エゴの仕事。
それに心をとられないで、
ささやかな楽しみを、ぜひ自分に与えてあげてください。
あなたが「よし、やってみよう!」と決めると、
あなたの心に希望の灯がともるでしょう。
小さくても確かな、そんな喜びの炎を感じてほしい。。。
えっ、私ですか?
これからやってみようと決めたことはあるのかって?
ありますとも!
「ゆう琴」という竪琴を自分で作り、奏でること。
(だれにも聴かせず、一人ひそやかに…むふふ)
参考までに「ゆう琴」とは、
どの弦を弾いてもきれいなハーモニーが響くように調律できるので、
決まった弾き方がないんです。
早い話が、練習の必要がない。(コレ決め手。笑)
楽譜の世界から離れて、心の趣くまま、自由に奏でることができるという。
そんなお手軽で、壮大な音の世界に挑んでみまーす!!