言葉にとらわれない
(吉田拓郎のメロディで)
人間ーなんてララーㇻ ラララ ラーㇻ~ ♪
人間ーなんてララーㇻ ラララ ラーㇻ~ ♪
これを口ずさんでいた我が青春時代の、
メランコリーで危うい人生観がよみがえります。
そこで「ラ」を、「レ」に換えて歌ってみると・・・
人間ーなんてレレーㇾ レレレ レーㇾ~ ♪
人間ーなんてレレーㇾ レレレ レーㇾ~ ♪
いきなりレレレのおじさんモードに突入、
人生を正面から笑い飛ばす元気がわいてきます。
あは・・・
何が言いたいのかというと、
言葉はイメージですよ、ということ。
心に渦巻くイメージを “音” にしたのが言葉なんです。
だから私たちは、
イライラしていたら攻撃的な音を放つし、
ご機嫌だったら包み込むような柔らかい音を出しますね。
ただそれだけのことなのに、
人間がややこしくて、やっかいなところは、
その音についてすぐ、
「きっとそうに違いない…」「ああなったら困る…」
と、あれこれ考えてしまうこと。
これが、苦しみのはじまりなんです。
音は、つかみ取らなければ自然に消えていくもの。
ピーポーピーポーも、そうでしょう?
ただの音として聞き流してしまえば、跡形を残しません。
でも、その音をつかみ取って、
「どうした?」「そういえばあのときも…」と、
あれこれ考えはじめると、憂うつな気分にはまるんですね。
人の言葉もそう。
何か言われて、「気に入らない」「不愉快…」と感じたときは、
自分がその音に引っかかって、そこに足止めされたときだから、
「あっ、つかんじゃった!」と思ったら、その場でスルーしましょう。
つかんだ音を放せばいいんですよ。
レレレ~ ♪ と口ずさむのもよろしいかと思います。(^_-)-☆
人の言葉に限らず、自分の言葉も同じです。
頭の中でグルグルするイヤな考えや、不安な言葉は、
同じ要領でスルーしちゃってください。
私たち人間は、起きている時間の大半を、
考えなくてもいいことや、考えても仕方のないことを、
熱心に考えて過ごしていると言われます。
思考は、観念のかたまり。
観念は、自我のかたまり。
どうでもいい思考は、自我にもてあそばれている状態なんですね。
それを音にしたのが言葉ですから、
気が沈むような音はさっさと流して、
一日のうちのわずかでも、思考から離れ、自我から離れて、
ややこしい自分から自由になりましょう!
そのために座禅や瞑想をすることは一理ありますが、
やり方を知らないと、思考から離れるのは至難の業なので、
レレレ~ ♪ と口ずさむ簡単な方法を提案しました。
そして「ガハハ」「ウフフ」と笑えば、
頭の中が、一瞬、空っぽになると思います。
それでOK。
きっと、あとは笑い飛ばせますよ。
最後に、
レレレのおじさんをバカにすることなかれ。
無心で「掃除」をして悟りをひらいた、お釈迦様の弟子、
チューラパンタカがモデルなのだ。 ( ..)φメモメモ