理想はどこにある?
ベランダからぼんやり海を見ていたら、こんな言葉が浮かびました。
『理想は、形に求めるものでも、人に求めるものでもない。
理想は、自分の心の奥に求めるもの。
自分の心のありように求めるもの。』
私たちはつい、理想を「形」や「人」に求めてしまいますよね。
例をあげると、
理想の仕事に就いて、肩書きゲット。
贅沢な暮らしができるようになって、高収入ゲット。
夫と子供に愛されて、すばらしい家庭ゲット、、、というように。
でも、本当は気づいているのではないでしょうか。
この理想は、
自分の外側にある「形」、「人」を当てにした幸せだと。
「形」は、変わりつづけるのが定め、
「人」は、思うようにはならないのが定めです。
だから、
この理想は、まず叶わないし、
叶ったとしても、続かない。
しかも、
たえず、不安と背中合わせ…になるんですね。
もしも本気で、
変わらない豊かさと幸福感を求めるなら、
自分自身の心の奥に、それを求めましょう。
自分の心のありようを、自分の理想的にするのです。
実際それしか、
心豊かに、愛に満ちて、ずっと平安に生きていく道はないと思います。
豊かさとは、
「なんにもなくても幸せ~」という心のありようのこと。
「もっとほしい」とか「まだ足りない」から解放されている状態なんです。
それはどんなにラクか・・・ちょっと想像してみて。
私は「人間の理想は、このラクさを手に入れることだ!」と感動しました。(笑)
だれもが心の奥に、無限の豊かさと愛を秘め持っています。
ただ、現実に流されて(追われて)生きていると、
心の奥にそれを見つけられないかもしれません。
どういう人が見つけられるのかというと、、、
ひとつは、
心が追い詰められて、
もうダメだ、これ以上がんばれないっと降参して、
執着していた事項を完全にギブアップした人。
もうひとつは、
目の前にあるものを「有難い」と感じ、「ありがとう」を唱え続け、
毎日を泣きたいほど感謝の心で生きている人。
いずれにしても、心が飛躍するのは、心の針が振り切ったとき。
覚醒が起きるのは、
苦しくて現状に降参して…
あるいは、うれしくて感謝が高じて…
神の前にひれ伏したときなのです。
真摯に求める人には、
「豊かさは心の中にあったんだ…」と実感するときが、
そして、
「なんだ、私は最初から幸せだったんだ…」と気づくときが、
必ずやってくるでしょう。
ほんと、楽しみですネ! (*^^)v