ありのまま、なるがまま

不自由ごっごをやめて ”私″から自由になろう!

ザワザワを 一刀両断!

「静けさ」という文字が目に入ると、

それが今心にあるか・・・と振り返るのが私の癖です。

 

「静寂」も同様、シーンと静まり返った感じ。

「静謐」(せいひつ)は、より静かで安らかな感じ。

 

心が静かということは、落ち着いているということです。

でも、心はたいていの時間、

ああでもない、こうでもないと騒がしいものですよね。

 

だからこそ、

落ち着く(頭に上った気が落ち丹田着く)時間を設けて、

心のザワザワを一刀両断、頭を空っぽにします。

 

それが癖になるほどしつこくやり続けるのは、

「静けさ」が、「いまここ/本来のワタシ」に帰る

必須アイテムだからです。

 

 

一休禅師が15歳のときに詠んだ、こんな歌があります。

 

―― 有漏路より 無漏路へ帰る 一休み

    雨降らば触れ 風吹かば吹け ――

 

有漏路(うろじ)とは、思考にまみれた煩悩の世界。

無漏路(むろじ)とは、思考から離れて「いまここ」に落ち着くこと。

「いまここ」でひと休み中(の私が、一休)ですから、

現世の苦労や災難(雨風)など、へっちゃらです。

 

なんとまあ、清々しい心境でしょうか。

もう読むだけで小気味よくなってワクワクしちゃいます…

 

 

この世のわずらわしい事柄は、人生から消えません。

文句を言うと、心はもっとザワザワします。

このザワザワが、心身を疲れさせて、病にまで追い込むんですね。

 

だから、日に何回か、

意図的に思考を中断して、心を落ち着け、

ひと休みすることはとても大切です。

 

心身を休ませるには、瞑想や坐禅がもってこいなんですが、

いつでもどこでもできないので、

もっと簡単な方法を紹介しましょう。

ひと休みするだけなら、これでイケます。

 

ひとつは、

深呼吸を3回くり返す。

簡単でしょう? 

ただし、吐くときには、

苦しい~~ もう限界~~ と思うまで、

息を吐き切ることがコツですぞ。

 

もうひとつは、

「フリーズ!」を合図に行う、瞬間芸です。

体の動きと呼吸を、その場で3秒止める。

すると、思考も止まるから。

その静けさを味わってください。

 

 

一日のうち、ほんのわずかな時間でも、

思考の連鎖から解かれて、アホになりましょう。

 

そうやって心に静けさを取り戻すたび、

そのときのイライラとウツウツに、さよならできるから。

 

あなたが「よし、やってみよう」と決意すれば、

それは自分へのやさしさだから、

頭はほぐれ、心はホッとして、きっと元気を回復してくれますよ。