ありのまま、なるがまま

不自由ごっごをやめて ”私″から自由になろう!

この呪文、効くぅ

だれかにイライラしたとき、

最高に効く呪文を公開しちゃいます。

私、お気に入りのつぶやきです。

 

「この役、おりまーす!」

 

心の中でそう唱えるだけで、

イライラが嘘のように消えるか、

気にならないくらい小さくなります。

 

まぁ、だまされたと思ってお試しあれ。

「役」という言葉が、鍵ですぞ。

 

 

私たちはみんな、四六時中、何がしかの役を担っています。

正確には、役にくっついた自分のイメージ、観念です。

 

たとえば、親といるときは、

 親思いの娘とか、頼もしい長女とか、後継者の顔とか・・・

勤務先では、

 従順な部下とか、期待の星とか、部下思いの上司とか・・・

既婚者なら、

 やさしい夫とか、かいがいしい妻とか、理解ある親とか・・・

 

みんなが期待される役をこなしながら、人間関係を営んでいるんですね。

「それ普通」と思うかもしれませんが、

自分が無意識にその役を演じていることに、気づいていますか?

 

思うようにならなくてイライラするのは、

好きで、ではなく、自動的に、その役をやっているときなんです。

 

私の場合は、

頼もしい長女、やさしい姉、かいがいしい妻など。

 子どものころから「そうあるべき」と思っていたり、

 そうでないと自分が認めてもらえないような気がしたり、

 私はそういう立派な人間なのだと自分が思いたかったり…してネ。

 

で、ホントはその役をやりたくないときでも、

自動的に演じて心が疲れてしまう、ということがしょっちゅうありました。

 

その反動で坐禅にのめり込み、

「だれでもない自分」でいる時間を求めました。

 

だれでもない自分とは、素の自分。

ありのままにくつろいだ、心が自由な自分です。

 

今は簡単な方法を見つけたから、

「自分からその役を降りるだけで、だれでもない自分に戻れる」

とわかって、すごく助かっています。

 

先日も、父にイラっとしてひと言いいたくなったとき、

「この役、おりまーす!」

と心の中で唱えたら、

とたんに細々したことが気にならなくなって、

笑顔で「好きにすれば」と言っていました。(^_^.)

 

相手を変えようとせず、

状況を変えようとせず、

無意識に演じていたいつもの役を、ただおりればいい。 

 

もし、仕事先で上司に叱られてダメージを受けたら、

「この役、おりまーす!」と言って、

叱られてしょんぼりする部下役を、返上しましょう。

すると、

心が軽くなって、出来事の方が素通りしていきますよ。

 

役は、相手の期待することが変われば変わるし、

もともと、「役=自分」ではありません。

 

それがわかれば、

自分は、だれからも傷つけられないし、

何も失わない存在だということを、実感するでしょう。

 

「この役、おりまーす!」は、

縛られた心を解放してくれる、自分にやさしい呪文なんです。