日々是好日
今年のお正月は、びっくりするくらい“お正月気分”にならなかったなぁ…
その前にあったクリスマスも、ハロウィンもそう。
でもね、決してシラケているわけでも、嫌なわけでもないんですよ。
ツリーも飾ったし、お雑煮も食べたし、
世間の盛り上がりもしっかりテレビで見ていました。
だけど、なんていうか、ただ庭を眺めるように眺めていたというか、
自分の身に起きたことを空から鳥の目で見ている感覚、と似ていました。
気分は、『日々是好日』(どの日もみんな等しく素敵)
という感じで、いたって平和。
かつては、
「イベントがある日はひとりにしないで!」「私もみんなと同じように楽しみたい!」という思いが強烈なタイプでしたから、
孤独なクリスマス・イブは恐怖だったし、いつもまわりの人はどのくらい楽しんでいるかが、気になってたまりませんでした。
何を着ているか、何を食べているか、誰と一緒かまで、すごく気になりました。
で、人と比べて一喜一憂する。それが日常茶飯事。
自分が創り出す “シリアスドラマ”にのめり込んでいたときは、そうでした。
これは、気にすることがよくないとか、
気分はこうあるべきだという話ではありません。
みんな、思い思いに華々しいイベントを楽しめばいいと思います。
ただ、そこで何があっても、どんな感情がわいたとしても、
人生に生じたことに、深刻にならなくていいよ、と言いたいんです。
人生そのものがイベントだから。
“本来のワタシ”から見れば、
どの人の人生もみんな等しく素敵な、つかのまのイベントなのです。
まさに『各人生これ好人生』
“ワタシ”と片仮名で書いたときは、
個人(私という自我)ではないことを了解してくださいね。
ワタシに姿形はありません。
本来のワタシとは、「全体」=「源」です。
(ワンネス、ひとつ命、神、大宇宙、サムシング・グレイドと同義)
で、人生に深刻にならないとどうなるかというと、
「なるようにしかならないし、なるようになる」という感覚が生まれ、
私とワタシの両方で、物事を楽しめるようになるんですね。
悲しいときは悲しむし、はしゃぐときははしゃぐし、だらけるときはだらける。(私)
それでもって、いい気分も悪い気分も持ち越さない。(ワタシ)
ワタシは、時間と場所を超越しているから、
いつも静かに「いまここ」にいて、感情を過去や未来に持ち運ぶことはありません。
人生というつかのまのイベントを、胸をときめかせて楽しみましょう!
そのコツは、
何事においても、少しも深刻にならず、思いきり真剣にやること!
イベントの主役は「私」
主人公は「ワタシ」